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058:世紀末

あの大魔王の封印さえ実際のところは不明白。


【058:世紀末】

世紀末。
『ノストラダムスの大予言』(1973年)によって、「1999年人類滅亡」という言説が広く人口に膾炙(かいしゃ:広く世の人に好まれ、話題にのぼって知れ渡ること)した。

結果特に問題もなく、西暦2000年を無事に迎え、時は既に2010年。

「案外つまらない世界なのね」

「当たり前だよ。漫画や小説みたいな出来事なんてそうそう起きるはずはないよ」

「そうね、平和が一番だわ」

でも、誰も知らない。
世紀末の予言は実は当たっていて、世界を滅ぼすはずだった大魔王は、ひとりの女勇者によって再び封印されたという隠された事実を。

「ただいま、お母さん」

「おかえり、優里。今日は早かったのね」

「うん、今日は早く部活が終わったから」

優里と呼ばれた少女はそう言うと、自分の部屋へと入っていった。

「ただいま、哀れな哀れな大魔王さん…」

END.
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