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HOME>100のお題その1

097:覚悟

「僕をボランティアに行かせてください!!なんでもしますから!!」

「その言葉に偽りはないな?」

「はい!!」

「では原発事故を防止するために原子力発電所に入って機械を停止させる処理をしてもらう。最悪、被爆するが構わないよな?」

「…………」

「おや、返事がないな。君はさっき言っただろう。『なんでもする』、と」

「…………不謹慎ですよ」

「不謹慎?違うね、それが『なんでもする』という覚悟なのだよ」

【097:覚悟】

覚悟、とは。

※この物語は事実を元にしたフィクションです。
実在の事件、人物、団体とは一切関係ありません。

地形が変わるほどの大震災。
マグニチュード8.8から9.0に修正された今回の地震は、東日本だけでなく、西日本にも影響を及ぼした。
道路が寸断され、郵便事業、宅配便、宅急便などの配達のスペシャリストさえも北海道・東北6県・茨城への荷物の輸送取り扱いを停止した。
関東では『パニック買い』と呼ばれる消費者達の大量のまとめ買いがなされ、スーパーやコンビニの機能までもが破綻し、休業を余儀なくされた。
勿論、関東だけではない。
西日本…兵庫県でもパニック買いは既に始まっている。
関東地区への納品を優先させているが故に、一部の商品の品薄状態が発生している。
発注(注文)しても品物が入ってこない。
また、入って来たとしても一部の利己的な思考の持ち主が必要以上の量を買い攫って行く。
食品・飲料メーカーの工場だってフル稼働しているが生産能力は限界に達している。
食料品が全部無くなる訳ではないのだ。
ただ、生産が追いつかないだけ。
一般人はそれらの事実を知らない。
ただ、無知なだけなのだ。

募金詐欺やモンスターボランティア(通称:モンボラ、モンボラン)の存在も叫ばれている。
某巨大掲示板、またそれらのまとめサイト、Twitterでは、社会経験も知識もなく募金やボランティアを無理矢理行うなどが問題視されつつある。

まずは募金詐欺についてだが。
駅などの路上で募金している場合、代表に『道路使用許可証』はあるか聞いてみよう。
道路使用許可証は、文字通り道路を使用する許可を証明する書類である。
ないなら法律違反です。
警察に取締要請することが可能です。
道路は勝手に使用・占拠出来ません。
道路工事の人だってちゃんと許可を取ってから工事をしてるという事は大半の人間はまず知らない。

モンスターボランティア。
善意の押し付けで邪魔になる自称ボランティアのことである。
状況をろくに確かめもせずに現地入りしようとする、どさくさ紛れに窃盗、便乗値上げ、被災者に空気を読まないインタビュー、何でもかんでも不謹慎認定して暗い気分にする、現地の『貴重な水や食料』を消費する…などなど。
それらは大半が社会経験もサバイバル・軍事経験もない学生団体達だ。
現地で出来ることは、何一つ無い。
現地に存在すること自体が邪魔なのだ。
今は、募金と献血くらいしか無いのが現状だ。
災害ボランティアの大原則は「自己責任」。
現地への交通費や宿泊費(宿泊場所)、食費(食料)などの必要経費は、いうまでもなく自分負担という知識すら無い。
人手が足りないなんて情報何処にもない。
即戦力になるプロ(自衛隊消防隊)に任せないと足手まといである。
刹那的衝動に走るな、今いる場所で出来る事をやれ。

@阪神大震災でサバイバル経験や知識を学んだ者より

END.
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