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HOME>100のお題その2

011:階段

人生は階段と似ている。
馬鹿者達は1段飛ばしで駆け上がっていくが、賢い人間はゆっくりと景色を楽しみながら登ってゆく。
何故なら、その人生という名の階段は引き返せない事を知っているから。
そして、その階段は断崖絶壁に繋がっている、ということも。

『人生の歩き方』/シャン・ホール著 民明書房刊

【011:階段】

何の取り柄も無く人に好かれないなら死んじまえ
悪いことは言わない
生きたところで負け犬
だらだらと生き続けるより思い切りよく燃え尽きよう生きるなんてどうせくだらない。

もともとこの世はヒドイ所なのだ。
それが『ふつう』なのだ。
カタワ者達よ、泣け!わめけ!宿命を呪え!
てめえの人生こんなものだ。
イヤなら自殺しちまえ

山田花子『ファントム・オブ・パラダイス』他引用。


人間を1人殺すのが大変だって?
そんなことはない。
翼を持たない人間たちは、高い所から足を踏み外せばすぐに死んでしまう。

飛び降り自殺は痛くない。
痛みも不安も恐怖もない。

カツッ…カツッ…

夜の超高層ビルに、足音が響き渡る。
その音は死へと近づく福音。

ビルから飛び降りる場合、事前にチェックしておかねばならないことは飛び降りる場所の高さと、落下地点の状況の2点だけである。
予想外に未遂者が多いのは、殆どが十分な高さを確保しなかったためだ。
確実に死にたいのなら、地上から20m以上、目安としてだいたい7~8皆以上から飛び降りること。
下がコンクリートならばまず助からない。
落下地点の状況の確認も大切だ。
まず下に植え込みがあってはいけない。
木や街灯があってもダメ。
また、車はクッションの役割も果たす。
自転車置き場などのトタン屋根も駄目だ。
すぐに発見されて病院へ運ばれ助かってしまうことのないように、目立たない場所を選ぶことも一応考えておいてもいい。
頭から落ちれば人間はすぐに死んでしまう。

開け放った、ドア。
思ったよりすんなりと開く。
人間に翼はないが、金網なんて陳腐な物、足で乗り越えればいい。

さて、あとは空中に散歩するだけ。
夏も近づく6月、それでも夜の風は湿気を含んでまだひんやりとしている。

音もなく、音もなく。
飛び 降り る。

落下しながらふと。
19世紀イタリアの自殺研究家モルセッリの言葉が頭をよぎった。

「自殺は自然界の生存競争において心身に不完全な点のある人が消滅する自然淘汰の一手段である」

嗚呼安らかに…

END.
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