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HOME>100のお題その2

018:即席

即席:1 その場ですぐにすること。即座。「―に作った小話」
2 手間ひまのかからないこと。「―ラーメン」

【018:即席】
『即席警備員』

警備員「とまれー!!止まらないと危ないぞー!!」
暴走族「うるせぇな!!工事車両があるだけじゃないか。それくらいなら避けて通れるからそこをどけよ!!警察でもないのに指図するな!!」
警備員「…分かった、確かに僕は警察じゃないし、この道の通行を完全に禁止する権限はない」
暴走族「それなら最初から止めんなよな、…ったく」
警備員「じゃあ、『お気をつけて』ー!!」

ガッシャーン。

数分後、暴走族は両足を複雑骨折して救急車に乗せられた。
救急車に乗せられる寸前、暴走族は警備員に怒鳴った。

暴走族「おい!!何で道が寸断されて無いって事を言わなかったんだよ!!」
警備員「訊かなかったじゃないですか。だから言ったでしょう?『お気をつけて』って」

END.

『歳のせい』

老人「先生、右足が痛いんですが診ていただけますか?」
医師「はい、レントゲンの結果からは関節炎や神経痛や痛風じゃありません。アナタの右足は大丈夫ですよ」
老人「じゃ、この痛みは何なんです?」
医師「まあ、お歳のせいでしょう」
老人「先生、いい加減な診断をしないで下さい」
医師「どうしてです?」
老人「歳のせいって、左足も同じ歳だよ」

END.

『時麺』

男がある小さなラーメン屋に入って行った。
店員はラーメンを作る親父ひとりだった。
男はそのラーメン屋の店名を絶賛しながら、ラーメン屋の親父と会話を交わす。
店名を褒めているうちに、ラーメンが出来る。
「おっ、早いじゃないか。気が利いてるね」
割り箸を褒め、丼を褒め、汁を一口飲んでまた褒める。
「言い麺だね。腰が強いし、水切りも上手いや。チャーシューも厚く切ったね。なかなかこう厚くは切らないよ」
やがて勘定。
ラーメン屋の親父が900円だと言うと、男は小銭を取り出し1枚ずつ数えながらラーメン屋の親父の手へ「100、200…」
500円まで来て突然、大きな声で「そういや今何時だっけ?」
ラーメン屋の親父は「7時だ」
「そうか、800、900」と銭を渡してさっさと行ってしまった。
男が去った後、ラーメン屋の親父は呟いた。

「実は時計をずらしていたんだ」

ラーメン屋の親父はほくそ笑みながら時計を元の時間に戻したのだった。

END.
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