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HOME>100のお題その2

027:チビ

チビ
身長が低いこと(低身長)、またそのような人。
身体的特徴・風貌の侮蔑にあたる場合がある。
ちなみに背の低い者にこの侮蔑語を使うと、たとえ兄弟の間でも侮辱罪が成立することになるという。

【027:チビ】

即席警備員、島並 海堂(しまなみ かいどう)。


僕の名前は島並 海堂(しまなみ かいどう)、26歳独身。
何処にでもいるしがない施設警備員だ。
施設警備員っていうのはいわゆるスーパーなどの施設で車の誘導・商品の管理などをしたりする。
美術館や博物館だったら高価な絵画・宝石などを監視・警備したり、学校だったら子供の登下校の見守りもしたりするんだぜ。
今日はとある大学で大学生を生暖かく見守る仕事だ。
時給は安いが、個人的に女子大学生の透けブラやパンチラなどのToLOVEるが見られるので大好きでs…って何言わせんだ。
ともかく4月のちょっと肌寒い早朝6時ちょっと過ぎに、僕は宿直兼警備室でいつものように警備服に着替えようとしていると、誰かの悲鳴が聞こえた。
僕は大急ぎで警備服(上)を羽織ると、悲鳴のした方向へダッシュした。
悲鳴を上げたのは教職員のおば…お姉さん(32歳独身)と、その横に同じく教職員のガチムチ兄k…お兄さん(32歳独身)。

「いかがなされm…」

言いかけた所で状況を理解した。
大学校舎の窓ガラス、全壊。
壁一面に赤色の落書き、発見。
割れたガラスが散らばり、校舎の上から下まで赤や青のスプレーで落書きがなされていた。
思わず盗んだバイクで走りだした男を探しそうになったが、残念ながらそんなものは昭和の化石、フィクションだ。

「うわぁお…」

まーどーしましょう(窓なだけに)
これ弁償するといくらになるんだろう?
と思いつつ、僕はまだ着用途中だった警備服(上)のシャツのボタンをとめた。
どうしたもんかと僕は考えあぐねていると、教職員(男)のガチムチがいきなりダッシュした。

「待てコラァ!!」

教職員(ガチムチ)は華麗に柔道技を喰らわすと、1人の小柄な男子大学生を捕まえた。
グリズリーか。

「お前がやったのか!?ああ!?」

教職員(男・ガチムチ・グリズリー)は小柄な男子大学生をゆっさゆっさ揺さぶっている(物理的に)。

「いや、それは短絡的すぎるd…」

僕はその小柄な男子大学生が流石に可哀想になってきて思わず止めに入った。

「どうかしたんですk…うわ!?」

騒ぎを聞きつけ、今度は高身長の純朴そうな男子大学生が乱入。
もういい、これ以上事態をややこしくしないでくれ。

「お前やろ!?吐けー!!」

教職員(男・ガチムチ・グリズリー・プロテイン飲んでそう)は相変わらず小柄な男子大学生に揺さぶりをかけている(物理的に)。
もういい、こいつらは放っておこう…
僕は宿直兼警備室へ戻って青いビニールシートを幾つか抱えて現場に戻ると、とりあえず応急措置として落書きされた壁を覆う。
そしてまた宿直兼警備室に戻ってほうきとちりとりを用意すると、ガラスの破片を回収した。


‐宿直兼警備室‐

いつもは広い宿直兼警備室だが、今日は狭く感じる。

「と、言うわけで…」

僕(警備員)、教職員(女)、教職員(体育会系)、小柄(DQNぽい)、高身長(真面目)はパイプ椅子に座っている。
早朝だし、保安の関係上セキュリティが解除されるのは午前6時以降。
今この大学にいたのは僕含めて5人。
外部犯の可能性はなく、容疑者はこのメンバーの中…ということになるのだが。
犯人はヤスとしてこの物語を終わらせたい所だが、残念ながらこの中にヤスという名前の人物は存在しない。

「この中にガラスを割って現代アートを完成させた人物がいる…ということでOKなんですかね?」

僕は恐る恐る確認を取る。
教職員(熊)が怖い。
現代アートって言うより精神病んだ系の落書きだったがな!

「お前かァァ!?」

教職員(汗くさそう)はまだ興奮…もとい血迷っているようなので

「僕じゃないです」

と否定の意思を貫いておく。
いや、ホント僕じゃないです。

「僕じゃないって否定する人が犯人って相場は決まってますけどね。ああ、俺はテニスサークルで今日試合があるから早朝練習に来ただけですよ。念のためね」

童貞そうな顔してなんてこと言うんだよ高身長純朴青年。
おいこらやめろ。
僕に容疑を押し売りするな。
うちはそういうの間に合ってんだよ。

「お前かァァ!?」

「いや、だから違いますって。落ち着いて下さいよ…」

気休めかもしれんが牛乳飲むとイライラが落ち着くらしいぜ。

「とりあえず早朝にここに来た理由と、アリバイ確認が先だろ!?常識的に考えて!」

おお、今いい事言ったぞ小柄DQN。
やるじゃん。

「うるせぇ幸脇(ゆきわき)!貴様こんな時間に何してたァ!?ああ!?」

教職員(ホモビデオにこんなん出てそう)は、小柄DQN(どうやら名前は幸脇というらしい)に詰め寄る。
小柄DQN(幸脇)も負けじと教職員(おっさん)を睨み返す。

「別にどうだっていいだろ、そういうの」

漂う険悪な空気。
高身長はヤレヤレと肩をすくめ、教職員(女)は隅っこで震えているじゃないですか。

「あの…話が進まないんですが…」

僕はそっと異議を申し立ててみる。
教職員(RPGで言うところの戦士)は小柄DQNと火花を散らしていたが、おもむろにこっちに向き直ると

「幸脇はなぁ!!前科があるんだよ!!入学した時もガラスを割ったっていう前科がなぁ!!」

なんだそれ、初耳だぞ。
いや、顔も初対面なんだが。

「んだよ!!その時はちゃんと弁償したろーが!!」

「やかましい!この問題児が!!」

以上の会話から察するに、小柄DQNの幸脇くんは普段の素行は悪いらしかったと。

「まあまあ…」

なだめすかしてるのは高身長純朴青年。
教職員(押忍)と小柄DQN幸脇と高身長でピーチクパーチクやってる。
ので、その間に僕は教職員(ブラジャーの紐見えてますよ。見たくないですよ)にそっと耳打ちして質問する。

「…あの高身長の青年の素行はどうでした?」

純朴チェリーそうに見えて実は裏で何かやってそうな気がしたもんでね。
ほら、最近じゃあ人は見かけによらないって言うし。

「おとなしい子でしたよ。成績も優秀で。でもそれが何か?」

「いえ、訊いてみただけです」

思うに、この教職員のおば…お姉さん(ブラチラって言うか精神的ブラクラ)だけが唯一まともな性格をしているように感じる。
さて、犯人はこの中にいてそれはお前だっていう話なんだが一体どうしようか?
解決編へ続く!(CM入れるならここで)

C M (はいCM入れたー)


「とりあえず、犯人はお前だー!ってやっちゃっていい?」

険悪なムードの中、僕はムードをクラッシャーしにかかった。
ほら、僕の本業は探偵じゃなくてあくまでも警備員だし。
大学の警備は今日月曜日だけの即席警備員だけど。

「んなぁーにーぃー!?」

こっちに駆け寄ってくる教職員(♂)。
お前はお笑い芸人クールポコか。
やっちまったのは犯人だろ。
漢は黙って人の話を聞けよ。

「犯人がわかったのか!?」

「はい、分かったんですが…その…警備服の襟首掴んで揺さぶるのやめて下さい。流石の僕でも警備服の襟首掴まれたら反撃しないわけには」

瞬間、教職員(エロビデオ好きそう)は僕の襟首から手を放した。
うむ、素直なことはいいことだね。

「じゃ、行きますよー」

真上に右腕を突き上げる。
右手の形は1、ナンバーワン。

「はいm9( ゚Д゚) ドーン!」

「ええ!?」

教職員(くノ一と書いて女)は驚愕の表情で僕を見つめている。
僕は教職員(化粧濃いそう)を指さしたまま、

「えー、彼女は犯人ではありません。後ほど説明しますが彼女にはこの犯行は無理です」

と注釈を加える。

「おい!!」

教職員(むさくるしい方)が苦情を申し立ててきた。
だって、普通に『じっちゃんの名にかけて犯人はお前で真実はいつも1つだ』なんてのは精々漫画の中だけでやっていればいい。
僕は再びこのゆびとーまれスタイルを確保すると、言葉を続ける。

「続きまして、アナタにも犯行は無理です」

言わずもがな、教職員(熱気ムンムン)を指さしてドーン。

「そもそも教職員が大学校舎破壊して何のメリットがあるのかわからないのがポイントですね」

まあ、むしゃくしゃしてやったんなら別だが。

「じゃあ誰だって言うんだ!!早く言え!!」

教職員(白グリズリー)は僕に早く早くとせがんでくる。
せっかちな男は嫌われるぜ?

「消去法で考えると生徒のどちらか2人に決まってるじゃないですか」

「やっぱりお前かー!!」

「ちげーし!!」

教職員(ガッチムッチにしてあげる)は迷わず小柄DQNに詰め寄った。
普段の素行から考えると当然っちゃあ当然か。
僕はまあまあ落ち着いて下さいよスタイル(フェンスという)からの教職員(男)制圧にかかった。
このままでは危害を加えそうだと判断したからである。
こちとら即席とはいえあくまでも警備員だ。
それなりの相手にはそれなりの処置を取らせてもらう。

「いい加減に人の話は聞いてくださいよ?」

「いてて!!いてぇ!!」

関節技を決めつつ、面倒くさくなったのでそのまま教職員(Man)を引きずって残りのPeopleに声をかける。

「犯行現場に戻りましょう。その方が知能の低いものでも十分納得してくれるでしょう」

「痛いって!!」

器物損壊した大学校舎(一部)は風の通りが良くなり、ブルーシートがワサワサと呻いている。
教職員(Mr?)をパッと手放す。
ゴロンと転がる教職員(単細胞)はそのまま無視して謎解きへ。

「さて、断言してしまいましょう。素行の悪いDQN君の容疑が濃厚ですが、彼に犯行は無理です。何故なら…」

ブルーシートをバッサリとめくる。

「犯行現場が『彼には無理だ』と証明してくれているからです」

「「「「………?」」」」 

おい、そこは『な、なんだってー!!』するところだろ。

「さっぱり意味が分からんぞ」

「ええ、俺にも全く…」

教職員(オス)と高身長真面目青年(テニスの玉子様)は顔を見合わせてポカンとしている。
お前らホント脳味噌詰まってんのかと小一時間問いつめたい。

「いいですか、よく見て下さいよ。彼…素行の悪いDQN君の体格を考えて下さいよ」

「あっ」

「そう、小柄…悪く言えば『チビ』なんです。だけど犯行現場を見ると校舎の上から下までガラスが割られているし、上から下まで落書きがなされているんです。高身長には可能だけど、チビには不可能。…つまり、教職員や僕の身長でも不可能なんです。よって、犯人は真面目で純朴そうなテニス青年が犯人ということなんd」

「でも!脚立か何かを使えば…!」

「そのパターンも考えましたが、犯行現場周辺に脚立はなかった。それにね、否定する人が犯人って相場は決まってますけどね」

ズギャーン。
さっきのお返しをしつつ、距離を詰めて純朴高身長爽やかテニス青年の腕を引っ掴む。
(なお、この行為は警備員や警察官、格闘家や傭兵等に対して危険なので絶対に真似しないで下さい)

「手に塗料つかないように手袋をしたまではいいけど、飛び散ってるんだよなぁ…スプレータイプの塗料使ったでしょ?」

純朴そうな爽やか高身長テニス青年(犯人)の服の袖口に微量ながらも塗料の跡を確認した。
犯人はお前だ。

「警察来れば分かることだけども、君のその服についてる塗料と校舎に付着した塗料を照合すれば分かるんですぜ?」

「…まいったな」

純朴真面目高身長青年(テニス)はあっさりと犯行を認めた。
教職員(男)は唖然としている。

「何故、こんなことを?」

念の為に訊いてみる。

「覚えてないだろうが…俺はこいつ…幸脇と小・中・高校といじめられたんだよ。その復讐さ。罪をかぶせてやろうと思ったのさ」

「ふーんあっそ」

僕は欠伸をかましながら高身長爽やかテニス青年の話を華麗に聞き流した。
だって興味ねーもん。

「あっそって…!俺の気持ちなんかわからないだろう!!」

「そもそも、犯罪を犯す理由なんて分かりたくねーもん。自尊心?プライド?へっ…どれだけ身長が高くても、器は小さい男」

言い捨て、僕は携帯電話で警察を呼ぶと、教職員(男)に伝言を一言。

「と、言うわけであとの処理は任せましたよ」

だって、面倒な事は僕の性には合わないし。
あくびを1つかますと、僕は宿直兼警備室へと戻っていったのだった。


END.
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まとめtyaiました【027:チビ】
チビ身長が低いこと(低身長)、またそのような人。身体的特徴・風貌の侮蔑にあたる場合がある。ちなみに背の低い者にこの侮蔑語を使うと、たとえ兄弟の間でも侮辱罪が成立することになるという。【027:チビ】即席警備員、島並 海堂(しまなみ かいどう)。

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