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015:「 」


今では炙り出しなんて手法はほとんど見かけなくなりましたね。

「魔女と普通の人間を見分けてあぶり出すにはどうしたら良い?」

「さあね。試しに池にでも突き落としてみろよ。沈んだまま出てこないなら人間だし、浮いてきたら魔女なんじゃねーの」

高度に発達した技術は魔法と見分けがつかない。





【015:                          】



『天使の取り分(分け前)』という言葉がある。
ワインやブランデー、ウィスキーなどの製造工程で、熟成を要する酒類において、
「熟成中に水分・アルコール分が蒸発し、最終的な製造量が目減りする」ことを指す。

『死神の取り分』という言葉もある。

人は死ぬと21g軽くなる…と言われている。
これは『死神の取り分』と呼ばれており、魂の重さは平均21g…らしい。

本当か嘘かは定かではなく、『死神の取り分』の元ネタは1907年のマサチューセッツ州の医師「ダンカン・マクドゥーガル」の研究によるもの。
時代考証から、呼吸停止または心臓停止の患者6人の死直後に4分の3オンス(およそ21.262g)の体重減少が見られたとしている。
(科学的観点から言うと、死亡時には体内の水分が蒸発などで抜けていくので体重が少しだけ軽くなるという説が一般的)

さて。
科学が発達した現代、魔法や魔術などの非科学的なものはすっかり忘れ去られてしまったが、非科学的・科学的を含めて、今も昔も変わらず人々を惹きつけてやまないテーマがある。

「人間は死ぬ」ということだ。


チベットの生と死の書
ソギャル・リンポチェ
講談社
売り上げランキング: 15130


非科学的…いや、宗教的観点から見た死を現代人にも理解できるように言語化し、日本語化した本がこれ。
「生とは何か」から始まり、「死ぬということはどういうことか?」「人間は転生するのか?」といったテーマを扱う。
仏教の基盤…いわば聖書的存在である。
仏教徒なら一度は目にしたことがあるのではないか?というほど有名な本である。

さて。
それらを踏まえた上で敢えてこの本を紹介しよう。

完全自殺マニュアル
完全自殺マニュアル
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鶴見 済
太田出版
売り上げランキング: 1113


完全自殺マニュアルである。
1冊まるごと自殺方法だけが細かく書かれているだけの本だ。
人によっては「うつ」を引き起こすかもしれないいわくつきの禁書である。
雑学本としても読めるけど、あらゆるベクトルが「どうやって自殺するか」という方向に向いている。
「自殺なんてしちゃ駄目だ」なんて高尚な御託は一切無いし、俺としても他人の選択にどうこう言うつもりはない。

もともとこの世はヒドイ所なのだ。
それが『ふつう』なのだ。
カタワ者達よ、泣け!わめけ!宿命を呪え!
てめえの人生こんなものだ。
イヤなら自殺しちまえ。
【山田花子】

有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。
【ジョージ・バーナード・ショー】


「死」に関する書籍は沢山ある。
現在でも「死」に関する書籍は発行され続けている。
「死」とは何か?
誰もわからないから人々をこんなにも惹きつけるのだろう。

「死」の博学事典 (PHP文庫)

PHP研究所 (2012-02-03)
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社会学・医学・心理学・宗教・哲学・生物学…多角的な視点から「死」を理解する書物と言えば最近ではこの本が良書だろうか。
興味があるなら一読してみるのもいいかもしれない。
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