白百合が咲く街
*この物語はフィクションです。
階段のすぐそばに、
白いユリが咲いている。
「こんな所にユリが咲いてるなんて珍しい」
草木の緑、ユリの白。
そして黒い特攻服姿の死神。
そして
「何処からか種が飛んで来たんじゃないか?」
Rarry(ラリー)は階段から声を掛けた。
「そうかもしれないね」
死神、Navy(ネイビー)は頷く。
「綺麗だね」
Rarry(ラリー)はそっと微笑んだ。
「ところでRarry(ラリー)君、君には見えているかい?」
Navy(ネイビー)はRarry(ラリー)に尋ねる。
「うん、俺にも見えているよ」
ユリの周りには、白い妖精が舞っていた。
「確か…ユリの花言葉は」
Rarry(ラリー)は呟く。
「「神秘的な美」」
Rarry(ラリー)とNavy(ネイビー)は同時に言った。
END.

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