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HOME>100のお題その1

020:2階の窓

頭上から突然モノが降ってきた時の驚きは言葉に出来ない。
いや、冗談抜きで。
降ってきたものが人間というなら尚更。

「いや、ごめんなさい…本当に」

2階の窓から落下したそいつは、本当に申し訳なさそうに謝罪した。
ごめんで済んだら警察要らないんだけどな。

「うん、確かにこれは仕方がないとは思う。 だけどな、これは一体どういう状況なんだろうな?」

落下したそいつと俺の身体が入れ替わっていた。
と、いうのは漫画や小説ではよくある話。
しかし実際に起きてしまうと非常に面倒な話である。
俺は男でそいつは女。
なにより性別自体違う。
そもそもそいつが2階の窓から落っこちたのは自殺ではなく事故で。

「いや、まあ命に別状がなかっただけでもよしとするか」

自分の顔が目の前にある違和感にぞっとしながら呟く。

「あの…」

「何だ」

「トイレに行きたいんですけど…その…」

「え」

「こういう場合、どうすればいいんでしょうか?」

「俺が聞きてぇよ」

本当に、どうしたもんだか。

END.
【追記的な何か】
小説や漫画でよくあるネタ。
現実的に考えると、トイレに行きたい場合どうすればいいんでしょうかね?
というかこういう場合、不可抗力ですよね。
この後2人は元に戻ろうと試行錯誤するのですが、結局元に戻れず、お互い相手を好きになりそのまま結婚するという方向に。
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