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Maria. 2




*この物語はフィクションです。


「まだ分からないのかい?」

死神Navy(ネイビー)は彼の胸ぐらを掴むと、怒鳴った。

「君と同じ境遇のその人は、私達の前では弱音や愚痴ひとつこぼさなかったのだぞ!?」

彼は雷に打たれたように、ビクリと身体を硬直させると、驚いた顔で死神を見つめていた。

「その人は君より強い心を持ってた。
その人は歌が好きだった。
確かBEATLES(ビートルズ)のLet It Be(レット・イット・ビー)という曲が好きだった」

そして死神は優しく歌った。

【苦しみ悩んでいる時には
聖母マリアが現れて
貴い(とうとい)言葉をかけてくださる
“すべて なすがままに”

暗闇が僕を取り囲む時
マリアは僕の目の前に立って
貴い言葉をかけてくださる
“すべて なすがままに”

“なすがままにまかせなさい
自然の流れに身を委ねるのです”
マリアは いつも優しく囁いてくれる
“すべて なすがままに”

傷付き 失意に生きる人々が
共に ひとつの世界に結ばれる時
道は必ず開けてゆく
それまでは“すべて なすがままに”

別れを告げる日が訪れても
いつかきっと 再び会える日がやって来る
その時 すべてが明らかになるだろう
それまでは“すべて なすがままに”】


彼は死神の歌を聴いて泣いていた。
そして

「ありがとう」

と言葉を残すと、白い光に包まれながら、すぅっと流星のように消えていった。

END.
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