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悪僧伝説




沖縄に残る悪僧伝説。

【悪僧伝説】




沖縄には数百年前、黒金座主(くるかにざあし)という怪僧伝説がある。
この人物、僧侶でありながら呪術を利用して人妻や若い娘を犯していたという。
ある時、それが発覚して首里を追われ、金武という所にある寺に流されたが、そこでもその乱行は治まらない。
かえって、役人が手薄な事につけこみ、田舎娘を誘い出しては犯し続けていた。
ある日、美しい娘を見つけ、僧侶はあの手この手で口説いたが、娘は身持ちが固く、頑として応じない。
そこで、僧は娘の弟に目をつけた。
娘の弟に好きなものを与えて手なづけてしまった。
それから何気ない風を装い、姉の髪の毛を1本貰ってくるように頼んだ。
弟はお安い御用とばかりに、姉の元に行って髪の毛を欲しがった。
何となく弟の様子がおかしいので、姉が理由を尋ねると、正直な弟は嘘をつけず、僧侶の頼みであると白状した。
利口な娘(姉)は、髪の毛を1本抜くと、台所に行って目籠の編み目に通してから弟に与えたという。
娘の髪の毛を手に入れた僧侶は、会心の笑みを浮かべつつ、髪の毛に向かって呪文を唱えた。
すると不思議な事に、美しいあの娘ではなく、古ぼけた籠がゴロゴロと転がり出てきた。
流石の怪僧も、呪術を見破る力を持った娘だけはどうにも出来なかったという…
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