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首切峠




【首切峠】


香川県仲多度郡まんのう町(旧:琴南町)


こんな話はありふれていて怖くもなんともないだろうけど。
友達の友達から聞いた話だ。
当時、田舎の大学生だった彼は、移動する時は常に原付だった。
バイト先と当時住んでいた学校の寮との間には外灯も殆ど無く、夜は完全に真っ暗になる怖い山道がある。
とある日のこと。
バイトが終わって同僚の仲がいい子と飯を食って、その子と別れて帰る道の途中。
時刻は午前二時くらい。
いつもの様に件の坂道を登っていたら段々と原付のライトの付きが悪くなってきた。
最初はチカチカと点滅するように不規則になって、その内ゆっくりライトの光が弱くなり、ついには完全に消えてしまった。
幸い、月が出ていた晩であったため、なんとか道は見えないこともない。
霊感は一切ない彼だが、ホラー映画はかなり苦手で人一倍怖がりな彼は、とにかく早く帰りたくて仕方がなかった。
そう思っていた矢先、今度は原付のエンジンがおかしい。

キュルルル…プスン

と音を立てて完全に止まってしまった。
急にエンジンが切れた感じではなく、何故だか原付自体が重たくなったように思えた。
寒気と恐怖を覚えた彼はバイクから飛び降り、両手で原付のハンドルを持ち、必死に坂を押して走っていった。
その間常に右手はエンジンがかかるように常に鍵をひねり続けていた。
なんだか背中に気配を感じたがそれどころではなかったという。
そうこうしている内に、山道も終わりに差し掛かり、寮が見えてきた。
すると寮の部屋の光が見えてきた途端、急にエンジンがかかり、ライトもばっちり付いた。
彼はその日は急いで帰って寝た。
翌日、原付をバイク屋に持って行って見せてみたが、壊れている様子はなく、全く問題ないという。

後日、彼はその話を友人にすると、友人は訥々と語った。

その山道は通称「首切峠」。
日が落ちた後に峠を通ると、うめき声が聞こえるらしい。
鎧を着た首の無い武士の霊を見た等の話が多数ある。
そのため、峠の頂上東側には400mほど旧道が残されており、そこには供養する意味を込めて「三界万霊・引化2年3月」と刻まれた首切地蔵が祀られた。
しかし、現代でも霊があらわれる。
何故、首切峠などという名前が付けられたのか。
首切峠の由来を調べてみると、戦国時代の天正七年11月26日、造田備中守宗俊の守る造田城が長宗我部元親に攻められ、造田側は軍勢の差が大きく守りきれず、ほとんどの家来は討死した。
造田備中守は城に火をかけ自害。
生き残った家来も損傷が激しく、その様が非常に哀れであったためこの場所で首を切って持ち帰ったので首切峠と呼ばれるようになった…と。
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