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天神くずれ




【天神くずれ】

兵庫県西脇市日野町・多可郡多可町加美区(旧:多可郡加美町)


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「おーい、おーい。えらいこっちゃ、天神さんが社ごと流れてまうでー!」

昔、清水村は大洪水に襲われて村のほとんどが流され、村じゅう右往左往の大騒ぎとなり、村人達はとるものもとりあえず近くの山の上へと逃げ登り、次々と濁水にのまれてゆく自分達の家や田畑をどうすることも出来ぬまま恨めしそうに見下ろしていました。

と、その時。
突然ものすごい音とともに村の西南に突き出ていた山が崩れ、その突端に祀られていた天満神社が社もろとも濁流の中へ押し流されてしまいました。

その有様をつぶさに見た村人達は、

「霊験あらたかな守り神さえ流されてまうから、人間どもの家や田んぼが流されるのも当たり前の事やねんなぁ…」

と、呆れ果てたとも諦めとも言えぬ何とも言えない言葉を吐くのでした。

やがて、洪水から幾日かが過ぎたある夏のことでした。
日野村前島では賑やかな夏祭りが催され、近くの村々からは老若男女がどっとつめかけて踊りの輪ができ、弾んだ太鼓の音が一段と祭りを盛り上げていました。

「今日は何の祭りや?」

「天神さんの夏祭りや」

はて、確かここ(日野村前島)には天満神社など無かったはずだがと思っていると、この前の大洪水の時に天神さんが社もろとも流れ着いたので祀ったのです、と教えられてよく見ると、それはまさしく清水村の天満神社だったのでした。
あの大洪水の時に杉原川を一気に下り、前嶋村に留まったのです。
それからずっと天満神社は前嶋村の氏神として祀られてきました。
一方、清水村では元天満神社のあった辺りを今でも「天神くずれ」と呼び、天満神社が濁流にのまれた辺りを「渦のもと」と呼んでいるそうな。
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